ロータリーデー大人たちへの政策提言「僕らが有田を楽しいまちにする!」
2018年8月30日
ここをクリック(趣旨説明と当日の様子動画)
創立60周年記念特別事業 第一弾!見事に成功でした!
私たち有田ロータリークラブの活動する和歌山県有田地域は高齢化と人口減少が益々加速度を上げています。地域を元気にするためには、域内の経済循環が必要であり、そのためには地域全体で地域を好きになることから始め、人と人が繋がる事で住みたいまちが生まれるのだと思います。地域の若者が積極的に地域活性化に取り組み、楽しくまちを考える機会を与え、自分自身で有田の良さを探求し、地元を良くするためには何が必要か、少しでも自分が関わったという実感を持てたとしたら、将来的に地元に戻り、活躍したいと願うはずです。若者たちに、年齢や価値観の異なる大学生や大人達とともに行うまちづくりコミュニティの重要性と地域活性化の楽しさを知ってもらいながら、育成ができればと考え創立60周年の記念事業として今回の地域活性化コンテスト「大人達への政策提言 僕らが有田を楽しいまちにする!」を開催いたしました。
具体的には7月26日 ワークショップを開催し、中高生に自分の夢を語り、その夢を地域で実現することによって地域が楽しくなる企画を自分たちで考えさせるものでした。当日は42名の生徒が集まり、先ずは自分の夢に対して話、その後、チームに分かれて和歌山大学観光学部の木川准教授のリードの元、木川研究室の大学生やロータリアンの協力で議論が交わされました。当初、子ども達の夢= 仕事という感覚がありましたが、大人達がうまくリードすることで素晴らしい潜在的な夢が浮かび上がってきました。14グループほどに別れて企画を進めましたが2時間ほどで意見もうまくまとまり、1ヶ月先の8月25日の発表会に向け、チーム内で深い絆が生まれ企画をまとめることとなりました。本当に子どもの伸びる力は素晴らしいです。逆にこのようにしっかり考えている子ども達に、大人も答えていく責任があることを感じました。
8月25日の発表会では前回のワークショップからロータリアンが各グループをサポートし何度もグループごとに集まり、企画を充実させ最終的に10グループの発表を観ることができました。学生達の発想はとても良いものが多く、当初の地元学生に地域愛を植え付けるという成果は達成できたと考えます。しかしながら学生にプレゼンテーションをさせるという難しさを痛感いたしました。逆に彼らにはその実績がかけがえのいない経験であったと思います。最優秀賞を取ったチームは有田の旅行ツアーを企画することで、自分たちの知らない有田の面白い場所を知り、体験したことで当初は地域外向けた旅行企画であったものが、この経験を同じ学生にもっと広げたいという発想に至り、地元学生向けの体験ツアーを行うべきだと考えたチームでした。どれも面白い企画でしたし、大人が手を加えることで、実現可能になると思います。今後も学生達とコンタクトを取りながら実現可能性のあるものを創立60周年記念事業特別委員会で考えていきたいと思います。
この事業を通じて現在の中高生の教育環境や考えを知ることが出来、我々ロータリアンとしても地域教育にまだまだ出来ることがあるという可能性を知り、持続可能な地域づくりのヒントが生まれた事業であったと感じています。