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第2回 ミャンマーにおける有機肥料を使った職業訓練事業(11月22日〜11 月26日)

2018年11月28日

昨年度から行なっている有機肥料を使った職業訓練を本年度はミャンマーのバゴー管区の場所を変えてPAYGY村に有機肥料を用いた農業を推進していくため現地の専門講師を招いて農業従事者を対象としたセミナーを開催した。(11月22日〜11月26日)

ミャンマーの農業に関する調査を行った結果、農民は農業に対する知識を得られず、有害な化学肥料や農薬を適切な使用方法を十分理解することなく使用し、生産性を維持している事実があり、その結果、農地や農産物だけではなく農業従事者自身にも弊害が現れていることが判明した。 昨年度は、地域への安全安心の農作物の供給と、農業者が自作肥料によるコストの削減と農作物の豊かな成長を図り、農業者の経済的な発展と豊かな暮らしを図るため、専門講師を招いて、有機肥料の作成や使用方法による適切な農法指導を行いうセミナーを開催し、現地の農業従事者が150名程度参加した。 有田ロータリークラブからも会員が現地に足を運び農民の真剣な取り組みを見守った。現地の報告によれば、非常に良い評価を得られ、住民の農業に対する意識改革と生活までにも変化が訪れたと聞き、この事業の必要性が十分に検証されたのを受け、本年度も場所を変えて行うこととした。 本年度はPAYGY村で100名程度の参加があった。それと同時に昨年のKYUNTHONEPIN村にも足を運び、どのような成果が生まれているのかを検証した。その結果、多くの農民があの研修以降、有機肥料を製作し、有機農法を実践することで、素晴らしい農作物の作成とコストダウンを実現させていることが判った。そして、ロータリーに対する感謝の言葉を沢山頂いた。私たちの活動が地域の農法に持続可能性を提供できたことを実感し、感無量な気持ちになった。
 

開催の準備 両国の国旗を飾る

農法の基本的な理論の講義を行う

熱心に聞き入る農民たち 1日目は約80名が参加

籾殻より肥料を作成する実習

シャン族より参加する志の高い農民と記念写真

皆んな希望が湧いてやる気満々!

理論の説明図

昨年行なった村の農民たちが実証話を語った

とにかく私たちの人生を変えてくれた 「ありがとう」

有機農法によりできた唐辛子

自作した肥料作成器を見せてくれ

——–参加者の感想—————————————————————————————

橋本拓也君 

今回初めて国際奉仕事業に参加して、すごく心に残る 感動的な経験ができ、たいへん良かったです。 我々有田ロータリークラブが行っている農家の方への 有機栽培の普及が、たくさんの現地の方々を巻き込んだ 活動になっていることにびっくりしました。多くの農家の方 がキラキラ輝く眼で講義を聴いたり実習に参加したり、ま た、現地のTV局や地方議会の議員の方々までが駆け付 け、この事業を注目していました。話しかけても親しみを 持った表情で接してくれる素朴なミャンマーの方々。MJT さんとその懸け橋になっている濱崎さんがサポートしてく れているからできている事業。これからももっともっとミャ ンマーを応援したくなりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

丸山芳孝君 

ミャンマーの人々は人なつっこく親切でした。印象に 残っているのは孤児院で日本から持ってきたおもちゃの バットやボール、折り紙をおみやげとして渡したら、子供 達が目を輝かせて非常に喜んでくれたことです。また国 際奉仕事業参加の他の有田RC会員さんと寝食を共に し、より親睦が深められ大変楽しかったです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

児嶋正人君 

ミャンマー国際奉仕事業で、ヤンゴン・バゴーの町や村 の人々とふれあい、また子供たちと遊べたことなど、貴重 な経験をさせて頂きました。 有田RCのこの事業は本当に素晴らしい奉仕事業であ ることを実感できました。皆様お疲れ様でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中元耕一郎君 

私は今回で第2回目のミャンマー国際奉仕事業の参加 となりました。私のミッションは、事業参加者全員が健康 に無事帰国することにありました。そういった意味で、今 は安堵しています。 今回事業の目的を達成することができたのも、会員の 皆様のバックアップのおかげと心より感謝致します。会員 の皆様本当にありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

松村秀一君 

皆様のご支援のおかげでミャンマー国際奉仕事業がで きました。2度目のミャンマーは昨年以上に楽しめまし た。今年はJTBの添乗員さんがロヒンギャの人権問題に ついて細心の注意を払いながら時間をかけて説明して いました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上野山栄作君 

今回の中で最も嬉しかったのは、昨年事業を行った キュントンピン村を再び訪れ、村人の話を聞いた事でし た。実際に有機肥料を制作実践している農家からのリ サーチによると以前より経費は6割に抑えられ、作物の育ち方も非常に良いとのことで、経済効果は非常に高い様 です。問題点としては明らかに品が良い作物であるの に、それを評価して、値段が上がる仕組みがなく、単に 数量でしか販売できていないという事でした。費用の軽 減と安全な農法という意味では非常に効果が出ています が、オーガニック野菜で差別化という所には至っていま せん。食に対する文化革命が必要だと思います。しかし ながら、村人たちに「農法により人生が変わった」と言葉 を頂いたことは、この事業の最高の成果であると実感す ることが出来ました。 

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