職業紹介事業「キャリア・シュミレーション 仕事に触れよう!」開催(社会青少年奉仕委員会)
2019年3月15日
3月15日 箕島高校 体育館にて
地元の県立箕島高校で就職希望の高校2年生に対して会員の事業所の方々に協力頂き、職業の内容を紹介してもらい、どのような職業を自分の就職先に選べば良いか?という選択肢をリアルに体験してもらう事業「キャリア・シュミレーション 仕事に触れよう!」を箕島高校様と共同実施致しました。 この事業のきっかけになったのは昨年の夏に中高生と一緒に夢を地域づくりに役立てる事業「僕らが有田を楽しいまちにする!」の中で「将来の夢=なりたい仕事なのに自分がなりたいと思える仕事の実際の内容がよくわからないので、いくつかの職業で実際に働いている方たちの話を聞きたい」と言う要望があったことがきっかけでした。そこで、高校をリサーチしてみると、学校もキャリア教育という名称で社会に出るための準備時間をかなり取ってくれているのですが、実際の職業の内容というところには足を踏み入れることがなかなか難しい状況でした。職業人として、是非、子ども達に情報を与えてあげたいと考えたのです。 今回は12の会員企業が企業説明会のようなブースを作り、製造業から医療関係、サービス業に至るまで幅広い職業の説明を聞けるチャンスでした。正直、あそこまで高校生が真剣な眼差しで説明に聞き入ってくれるとは思っていませんでした。 確かに彼らは、あと半年もすれば自分の働き先を決めなければならないのです。今の時期でも少し遅いような気がします。しかし、高校2年生の段階で仕事選びが出来無いのは当然のことでしょう。ちょっと酷な現実があります。常日頃から将来を考えられるよう、もっと地元との連携があってもいいかな?と思います。 一方で、地元企業の人材不足も切実な問題です。個人的な意見ですが、今からの時代、大学に行けば良い会社に入れるという時代ではないと思います。地元が好きで地元で頑張りたいと思う若者がもっと増えて欲しいと考えますし、地元愛を若者に与えれるような地域でなければならないのです。地元企業(今回はロータリアンの事業所)は、もっと学生に自社をPR出来るほどの関係性を持つべきだと考えます。 これからの少子化時代に地元企業は地元雇用を促進し、地域の宝である子ども達を都会に送るのではなく、地元に残せる取り組みが必要だと実感しました。
会長の「働くことは」講演